間違いだらけの金融知識 ~経済的自立応援ブログ~

幸せになる資産運用入門。 激動の世界を生き抜こう!
間違いだらけの金融知識 ~経済的自立応援ブログ~ TOP  >  スポンサー広告 >  経済 >  世界通貨安戦争以外の、もう一つの戦争(法人税引下げ競争)【経済】

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

世界通貨安戦争以外の、もう一つの戦争(法人税引下げ競争)【経済】

世界では、自国の産業や景気対策のため、通貨安戦争が起こっているようです。実は、それ以前から、もう一つの戦争(競争)が起こっていたのです。それは、各国の法人税引下げ戦争です。

OECDは、主要各国の法人税率を毎年公表しています。厳密には税制など、すべて同じ条件で比較はできませんので、傾向として比較してみましょう。以下の表はOECDの発表している2000年と2010年の法人所得税や法人住民税などの合計の法定実行税率です。

□ 世界各国の法定実行税率(最大)

(%)   2000年   2010年  引下げ幅
オーストラリア34.0030.00-4.00
カナダ42.5729.52-13.05
フランス37.7634.43-3.33
ドイツ52.0030.18-21.82
ギリシャ40.0024.00-16.00
アイスランド30.0015.00-15.00
アイルランド24.0012.50-11.50
イタリア37.0027.50-9.50
日本40.9039.54-1.36
韓国30.8024.20-6.60
メキシコ35.0030.00-5.00
スイス24.9021.17-3.73
英国30.0028.00-2.00
米国39.3439.21-0.13
出所)OECD Tax Database


□ 日本は米国と並び税率が高い
主要国の中で、日本は米国と並び、法人実効税率が40%弱と高い国です。一方、主要国は25%から30%程度となっています。2010年10月21日の日経新聞朝刊1面によると、外資誘致へ法人税を5年間の期限付きで10%から15%下げようと政府は検討しているようですが、本国と同水準にとどまるレベルですので、外資系企業が興味を示すかどうかは微妙です。一方、国内企業にとっては何のメリットもありません。

□ この10年間の法人税の引下げ競争
主要国は、競うように法人税率を引下げています。国家レベルで考えれば、企業を誘致できれば、そこに雇用が生まれ、消費が起こるので、経済が活性化され、また税収も上がります。一方、企業がどんどん海外に移転されると、経済にとっては大打撃です。

個々の企業の立場で考えれば、世界がグローバル化し、ネット化している現状では、本社がどこにあってもいいのです。日本の企業からすれば、法人税率は低いに越したことはありません。それ以上に国際競争の観点では税率が低いほうが優位に戦うことができます。また、人材が国際化し、社内の公用語が英語になっているような企業では、日本に本社を置く必要性はどんどん薄れていっています。

株主にとってはどうでしょうか?投資家の立場で言えば、トヨタやソニーが日本株でもスイス株でもかまわないのです。それ以上に法人税率のほうが重要です。仮にその企業が100の利益を上げ、40%が税金ですと残りは60ですが、税率が10%の国なら90が残ります。ということは、税引後利益は60から90へと50%もあがるので、株主にとっての価値も上がります。

□ まとめ
以上のように、世界では生き残りをかけた戦争が起こっているのです。税率が高かったり、制度が複雑で効率的でなかったりする国々は、長い目でみれば衰退していくのは必然かもしれません。

また、個人レベルでも税金は安いほうがいいのですから、同様なことが言えます。詳しくは、終身旅行者(PT)という生き方(lowcostinv.blog109.fc2.com/blog-entry-36.htmlをご参照ください。

注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 経済ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト
[ 2010/10/21 19:47 ] 経済 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
株式・投資・マネー
2621位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
株式
914位
アクセスランキングを見る>>
カウンター
経済指標発表スケジュール
世界の動き
FX経済指標
FX初心者向けの比較サイト
AdSense2


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。