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米国財政赤字とドル安の意味するところ

□ 2011年の米国財政赤字は過去最悪を更新?
2010年10月15日、米国財務省は、米国の2010年度(10月―9月)の財政赤字が1兆2940億ドルと前年の1兆4160億ドルから改善したと発表しました。一方、米行政管理予算局(OMB)は本年7月、2011年度の財政赤字の予測を1兆4162億ドルと過去最悪になると改定しています。

2010年度は年間1兆2940億ドルですから、単純計算で毎月1078億ドル、一日35億ドルが足りないわけです。81円で計算すると、毎月8.7兆円、毎日2871億円ものお金になります。

□ 諸外国の米国債保有残高
ここで、2009年12月末の諸外国による米国債の保有残高を見てみますと3兆6917億ドルで、2008年12月末から6145億ドル増えています。期間は若干ずれていますが、驚くべきことに、2010年度財政赤字額1兆2940億ドルの約半分が外国からの借り入れだということです。

(億ドル)   2009年12月末    2008年12月末
中国      8948           7274        +1674 
日本      7657           6260        +1397
合計      36917          30772        +6145

http://www.treas.gov/tic/mfhhis01.txt

□ 年間のドルの需要は
諸外国が米国債を買う場合、過去の米国債の満期のドルなどを使わない以上、基本的にはドルを買っているわけですから、年間を通してのドルの需要は約6000億ドル程度(約48兆円)あったとも推測できます。先日の介入金額の2兆円と比較すると、その大きさがわかると思います。これだけのドル買いがあっての、ドル安が起こっているわけですから、もしも、諸外国が米国債を買わなくなったらどうなるでしょうか?

□米国金利低下と米国債の魅力
米国債は米国にとっての借金ですから、米国にとって借金の金利は低いほうがいいわけです。その反面、金利が低い米国債は、購入者としての諸外国にとっては魅力薄です。その中で、これだけの財政赤字がある米国としては、国内で消化できない分を何とか諸外国に買ってもらわないと困るのです。売れなければ、金利が上がり、景気にはマイナスです。

こう考えてくると、米国の苦しい事情が浮かび上がってきます。米国は、米国の信頼が損なわれないようにしながら、財政再建の見通しがつくまで、米国債を諸外国に売り続ける必要があるのです。米国の財政赤字拡大懸念などに端を発するドルの暴落は、ぜひとも避けなければなりません。

諸外国からすれば、ドル安はドル資産を安く買うことができるわけですから、緩やかなドル安は、諸外国にとって米国債を毎回すこしずつ安く買えるということになるので魅力的です。しかし、それも基本的に米国に対する信頼が揺るがない場合ですが。

以上のように考えてくると、今のドル安の背景が納得できるかもしれません。

注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。


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[ 2010/10/16 19:57 ] 経済 | TB(0) | CM(0)
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