間違いだらけの金融知識 ~経済的自立応援ブログ~

幸せになる資産運用入門。 激動の世界を生き抜こう!
間違いだらけの金融知識 ~経済的自立応援ブログ~ TOP  >  スポンサー広告 >  経済 >  OECD 経済見通しからみる投資環境【経済】

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

OECD 経済見通しからみる投資環境【経済】

経済協力開発機構(OECD)は基本的に年2回、5月と11月に経済見通しを発表しています。今年も2010年11月18日、2012年までの経済見通しなどを”Economic Outlook 88” で発表しています。

その中で、今後の経済環境・投資環境を考える時に特に重要だと思うもの3つを以下にご紹介します。その3つとは、A)実質GDP成長率、B)インフレ(消費者物価)およびD)失業率です。 また、A)実質GDP成長率、B)インフレ(消費者物価)を使って、C)名目GDP成長率を計算してみます。

A) 実質GDP成長率
(%)2010年2011年2012年
米国 2.7 2.2 3.1
日本 3.7 1.7 1.3
ユーロ圏 1.7 1.7 2.0
OECD全体 2.8 2.3 2.8
B) インフレ(消費者物価)
(%)2010年2011年2012年
米国 1.7 0.9 0.9
日本-0.9-0.8-0.5
ユーロ圏 1.5 1.3 1.2
OECD全体 1.8 1.5 1.4
C) 名目GDP成長率 = A + B で 推測
(%)2010年2011年2012年
米国 4.4 3.1 4.0
日本 2.8 0.9 0.8
ユーロ圏 3.2 3.0 3.2
OECD全体 4.6 3.8 4.2
D) 失業率
(%)2010年2011年2012年
米国 9.7 9.5 8.7
日本 5.1 4.9 4.5
ユーロ圏 9.9 9.6 9.2
OECD全体 8.3 8.1 7.5
出所)OECD Economic Outlook 88


□ 日本
2011年の実質成長率は1.7%と5月時点の予想から0.3ポイント下方修正されています。2010年に行われたエコポイントなどの経済対策が無くなったり縮小するために、伸び率が2012年にかけて鈍化するとの予測になっています。

また、物価についてもまだまだデフレ傾向を脱することができないとの予測です。その結果、物価調整後の名目経済成長率は米国やユーロ圏に対し、かなり見劣りすることになります。株価は名目的なものですので、デフレ下の日本はかなりハンデを背負っていることになります。

□ 米国
成長率こそ2012年に持ち直す予想となっていますが、インフレと失業率が気になります。インフレについては2011年、2012年ともに0.9%ですので、経済の過熱感はあまり無いだろうとの予測になっています。また金利の上昇プレッシャーも小さいということになります。

更に、失業率の予想も2012年でまだ8.7%とまだまだ高水準です。上記インフレと共に考えると、金利上昇は緩やかにとどまると考えられます。したがって、この予想の上では、日米の金利差はそれほど開かないということになり、円安ドル高への影響も限定的で緩慢かもしれません。

尚、以前のエントリー、米国の金利と米国失業率からドル円をみてみると【経済】lowcostinv.blog109.fc2.com/blog-entry-121.htmlもご参照ください。

□ ユーロ圏
ユーロ圏については、思った以上に景気が底堅いとの印象です。しかしながら、失業率については米国同様に緩慢な低下にとどまるとの予想です。

□ まとめ
日本経済新聞などにも、一部の数字が出ていますが、ぜひとも原文を読まれることをお薦めします。マスコミ用のサマリーwww.oecd.org/dataoecd/41/33/35755962.pdfでは、表やグラフが中心で、英文法がわからなくても十分に理解できます。経済用語の英単語は数が知れてますし、インフレなどカタカナで日ごろから慣れ親しんでいるものが数多くあります。

また、英語に抵抗感がなくなれば、入ってくる情報量は飛躍的に伸びます。上記の数字も新聞などではなかなかすべては掲示してはくれません。また、国際問題なども、日本と海外のメディアの取り扱いの違いが明確にわかる場合があります。投資や仕事、趣味などにメリットは非常に大きいと思います。

注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 経済ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村






追記:2010年11月20日

2010年5月の発表のEconomic Outlook 87との比較から、実質GDP成長率予想がどのように変化しているかをみてみましょう。

注目すべき点は、米国の2010年、2011年の実質GDP成長率が、それぞれ0.5%、1.0%も下がっていることです。現在の楽観ムードも、今年の年末のクリスマス商戦の結果によっては一変する可能性があります。

2010年11月2010年5月
(%)2010年2011年2012年2010年2011年
米国2.7 2.2 3.1 3.2 3.2
日本3.7 1.7 1.3 3.0 2.0
ユーロ圏1.7 1.7 2.0 1.2 1.8
OECD全体2.8 2.3 2.8 2.7 2.8
スポンサーサイト
[ 2010/11/20 23:04 ] 経済 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
株式・投資・マネー
3122位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
株式
1055位
アクセスランキングを見る>>
カウンター
経済指標発表スケジュール
世界の動き
FX経済指標
FX初心者向けの比較サイト
AdSense2


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。