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公募投信の回転売買【割高金融商品】

世の中には様々な金融商品が氾濫しています。そして、金融機関はあの手この手をつかって、買ってもらおうとしています。しかし残念なことに、その中には首をかしげたくなるような商品がたくさんあるのが実態です。

今回ご紹介するのは、割高金融商品の問題のあると思われる販売法です。

□ 公募株式投資信託の平均保有期間
2010年10月18日の朝日新聞に、ショッキングな数字が出ていました。公募株式投資信託の平均保有期間が2010年8月には2年11ヶ月と、2008年の4年7ヶ月から急激に短くなっているというものです。

□ トラブルや訴訟が多発
購入者が自主的に売却しているのならいいのですが、高齢者に対する回転売買によるトラブルや訴訟も多発しています。“損をしているので、もっといい公募投資信託に乗り換えて、挽回しましょう”という手口が多いのです。そもそも”もっといい公募投信“なんで、簡単に見つけられるものではありません。乗り換えによって、さらに手数料分だけ、資産が目減りします。また、ちょっとでも利益が出てくると、今のうちに利益を確定させ、また、新しい公募投資信託を買わせるという方法で、手数料稼ぎをしている手口もあります。

そもそも、長期投資目的で買ったのであれば、短期に売買させるのはおかしいわけです。販売手数料と税金が3.15%であれば、3年で売るということは、1年あたりの手数料プラス税金が1%以上になりますし、年間の管理費用もかかっているのです。また、ポートフォリオの資産配分の変更というプロセスでの助言であれば、全部を売ること自体おかしいのです。分散投資において、そのアセット・クラス(日本株とか外国株)をすべてなくすということですから。

一方、短期の利ざや稼ぎとすれば、公募投資信託の購入手数料は割高です。上場投資信託(ETF)のほうがはるかに割安です。詳しくは、公募投資信託【割高商品】lowcostinv.blog109.fc2.com/blog-entry-111.htmlもご参照ください。

□ 高い手数料の公募投資信託ほど売れる不思議
販売会社の多くが販売したいのは、販売手数料や信託報酬の高い商品です。したがって、投信運用会社がお客様のためを思って、安い手数料体系の商品を作っても、販売会社は取り扱いに積極的ではありません。

販売会社の多くが売りたい商品は、投資信託の運用哲学がいいとか、運用方法が優れているということではありません。単に、見た目がよく、時流にのった手数料の高い商品といっても過言ではありません。さらに、分配金を多く出させるのも、販売がしやすいからであり、顧客のニーズではありません。分配金が欲しいのであれば、そのとき、必要な分だけ、解約すればいいのです。分配金を受け取り、税金を払うと資産残高が減ります。結果として、資金効率が悪くなるので、分配の必要のない顧客にメリットはありません。

□ まとめ
何故、投資をするのか?どうやって、投資をするのか?自分自身で投資戦略を作っていく必要があります。賢く投資をするために、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)を磨いていきましょう。

注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

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[ 2010/11/10 13:48 ] 割高金融商品 | TB(0) | CM(0)

抱き合わせセット【割高金融商品】

世の中には様々な金融商品が氾濫しています。そして、金融機関はあの手この手をつかって、買ってもらおうとしています。しかし残念なことに、その中には首をかしげたくなるような商品がたくさんあるのが実態です。

今回ご紹介するのは、割高金融商品を、ほかの商品と一緒に販売する、抱き合わせ販売法です。

□ 高金利定期と投資信託との抱き合わせ
よくある抱き合わせ方法は、高金利円定期との組み合わせです。例えば、投資信託の新規購入金額と同額の短期の円定期預金の金利を高く設定して、販売する方法です。

例) XXX投資信託 100万円 購入につき、(手数料税込み3.15%)

   100万円まで 1ヶ月定期 6% (満期日以降は、通常の金利でお預かりします。)

6%などと言う魅力的な言葉に、つられてはいけません。1ヶ月間だけ6%であると、簡便方では、1ヶ月の金利は税引き後ではたかが4000円です。一方、投信の販売手数料と税金は外枠で31500円です。多少高金利を定期預金に上乗せしても、十分投資信託の販売手数料で金融機関は儲けを出すことができます。

   XXX投信手数料:      100万 x 3.15% = 31500円 (外枠で計算)
   円定期預金金利(1ヶ月): 100万円 x 6% ÷ 12 = 5000円
                    5000円 x 0.8 = 4000円 (20%の税金控除後)

□ 高金利定期と外貨預金との抱き合わせ
もう一つよくある抱き合わせ方法は、高金利外貨預金との組み合わせです。例えば、円からの新規の外貨預金金額と同額の短期の円定期預金の金利を高く設定して、販売する方法です。

例) 英ポンド外貨普通預金を新規に円100万円で開設すると、
   100万円まで 1ヶ月円定期預金が6% (満期日以降は、通常の金利でお預かりします。)

円預金の1ヶ月の金利は同じく4000円です。 ここで、英ポンド外貨預金の為替手数料を4円とします。もしも、英ポンドが128円とすると手数料(スプレッド)は3.125%となります。多少高金利を円定期預金に上乗せしても、十分外貨預金の為替手数料から金融機関は儲けを出すことができます。

   ポンド普通預金為替手数料: 4 ÷ 128 = 3.125%
                     100万 x 3.125% = 31250円 (外枠で計算)

   円定期預金金利:      100万円 x 6% ÷ 12 = 5000円
                     5000円 x 0.8 = 4000円 (20%の税金控除後)

尚、よりシンプルな商品として、外貨預金の金利を数ヶ月間だけ高く設定するよう商品もあります。

まとめ
ちょっとしたおまけがついている金融商品は、実は金融割高な商品かもしれません。割高だからこそ、おまけをつけているのです。このような金融商品の場合は、に実際に手数料がどうなっているのかを確認することが大切です。賢く投資をするために、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)を磨いていきましょう。

注1)上記の例は、仮定のもので、実際にこのような商品が現在存在するとは限りません。また、為替や為替手数料は時期、金融機関、金額により異なることがあります。

注2)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

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[ 2010/11/09 10:42 ] 割高金融商品 | TB(0) | CM(0)

公募投資信託【割高金融商品】

世の中には様々な金融商品が氾濫しています。そして、金融機関はあの手この手をつかって、買ってもらおうとしています。しかし残念なことに、その中には首をかしげたくなるような商品がたくさんあるのが実態です。

広く世間にひろまっている投資信託は、残念ながら割高な商品といわざるを得ません。上場投資信託(いわゆるETF)と比較すれば、一目瞭然です。

□ 投資信託の最大の弱点
投資信託にとっての最大の弱点は、売買の値段を指定できないことです。つまり、買う場合も、売る場合もいくらで売買されるのかわからない金融商品なのです。一方、上場投資信託(ETF)は、株式同様に値段を指示することができますので、想定以上に高くかったり、安く売ったりすることは無いのです。ただし、売買ができないこともあります。

□ 手数料も割高
日本株式、外国株式、外国債券については、インデックス・ファンドという投資信託があります。また、同様にインデックスに連動することを目標とした上場投資信託もあります。それぞれ、購入時には購入手数料がかかります。しかし、インターネットの普及により、株式やETFの売買手数料は格段に安くなりました。

また、保有期間中は管理手数料(信託報酬)がかかります。尚、通常の投資信託は売却時の手数料はかかりませんが、ETFは売却手数料がかかります。

   売買手数料    信託報酬
日本債券インデックスF0.0000%0.5250%
日本債券ETFはありません        N.A        N.A
外国債券インデックスF2.1000%0.7350%
外国債券ETF 16770.0357%0.2500%
日本株式インデックスF2.1000%0.6300%
日本株式ETF 13480.0357%0.0780%
外国株式インデックスF2.1000%0.8400%
外国株式ETF 16800.0357%0.2500%
注1)ETFは100万円の約定をIDO証券で行った場合の手数料357円を100万円で割った料率。
注2)2010年11月6日現在、日本の債券インデックス連動型ETFはありません。


□ 1984年にETFがあったとして、100万円を投資した場合のパフォーマンスを計算してみたのが以下の表です。

1984年末1984年末2009年末ベンチマークとの差
スタート時売買手数料控除後
日本債券ベンチマーク100.00 100.00 294.5
日本債券インデックスF100.00 100.00 258.9 -35.6
外国債券ベンチマーク100.00 100.00 318.6
外国債券インデックスF100.00  97.94 260.4 -58.2
外国債券ETF 1677100.00  99.96 299.5 -19.1
日本株式ベンチマーク100.00 100.00 125.9
日本株式インデックスF100.00  97.94 105.1 -20.8
日本株式ETF 1348100.00  99.96 123.4 - 2.5
外国株式ベンチマーク100.00 100.00 517.3
外国株式インデックスF100.00  97.94 411.8 -105.5
外国株式ETF 1680100.00  99.96 486.3 - 31.0


外国株式の場合、1984年末から投資をしたとすると、手数料と税金が105.5万円です。一方、ETFで同じ運用をすると、手数料と税金は約31万円ですので、74万円強がセーブできたことになります。 資産が大きくなればなるほど、また期間が長くなればなるほど、この差は広がります。

国内株式の場合も同様です。手数料と税金が20.8万円です。一方、ETFで同じ運用をすると、手数料と税金は約2.5万円ですので、18万強の差があります。

国内債券インデックスに連動するETFはありませんが、現物債でほぼ代用することもできます。

□ まとめ
以上の差を大きいと考えるか、小さいと考えるかはそれぞれ人によって違うと思います。しかし、たかが0.5%程度の信託報酬の差が、長期間では大きな差となるのです。 どうせなら、余計なコストをかける必要は無いと思うのですが?節約も一つの大きな力ですので。これからも一緒にファイナンシャル・リテラシー(金融知力)を磨いていきませんか?

注3)信託報酬は日々徴収されますが、上記の試算では、期首と期末の平均値に信託報酬率をかけて簡便的に計算しています。また、実際の配当に対する税金や再投資にかかる手数料は省略してあります。

注4)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

注5)なお、本管理人の事前の承諾無く、本資料の全部もしくは一部の引用または、複製や転送を禁止します。ご了承ください。

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[ 2010/11/06 10:13 ] 割高金融商品 | TB(0) | CM(0)

仕組み預金【割高金融商品】

世の中には様々な金融商品が氾濫しています。そして、金融機関はあの手この手をつかって、買ってもらおうとしています。しかし残念なことに、その中には首をかしげたくなるような商品がたくさんあるのが実態です。

仕組み預金も内容を把握すれば割高商品ということがわかります。

□ よくある仕組み預金の例として、円と豪ドルの場合をみてみます。
期間はいくつかありますが、1年満期の仕組み預金を例にとります。1年満期の直前にある判定日の豪ドル円相場が、特別に定めたレート(特約設定レート)と同値または円安ならば、円で受け取りとなる定期です。その場合の金利は、普通の円定期預金よりかなり高いものとなっているので、とても魅力的にうつります。(これがえさですが、世の中にうまい話はありませんので、冷静に判断しましょう。)

一方、判定日の豪ドル円相場が、特約設定レートより円高の場合は、豪ドルで受け取りとなります。その場合の、豪ドルへの交換レートは、預金時に設定された特定設定レートとなります。外貨で受け取りとなったときは、大体の場合、円で評価すると元本われとなっています。

□ 定期預金とオプションの組み合わせ
仕組みはいたって簡単です。以下の2つの金融商品の組み合わせで成り立っています。まず一つ目は、円定期預金です。もう一つは、豪ドル円のプット・オプションの売りです。この二つを組み合わせた金融商品ということになります。

□ 実際に2010年10月末の数字をもとに作ってみました。
前提1) 円の1年金利:0.13%
前提2) 豪ドルの1年定期:4.59%
前提3) 現在の豪ドル円相場:1豪ドル79円50銭
前提4) 豪ドル円のボラティリティ:16.57%
前提5) 特約設定レートは、現在の豪ドル円相場と同じ79円50銭

以上の前提で、豪ドル円のプット・オプションの理論価格を計算すると、7円00銭となりますので、79円50銭に対して8.80%です。この8.80%が売り手がもらえる保証料(プレミアム)みたいなものとなるわけです。また、以上の前提で1年後の豪ドル円フォワード・レートを計算すると76円11銭となります。

豪ドル円79円50銭のプット・オプションの売り手は、豪ドル円がいくらであっても、そのオプションの買い手が望めば、79円50銭で豪ドル円を買わなくてはいけません。1万豪ドルだと79.5万円ですね。もし、豪ドル円が50円になっても、このオプションの買い手は、売り手に1万豪ドルを79.5万円で買ってもらえます、一方、オプションの売り手(つまり仕組み預金を買った人)は1万豪ドルを受け取るわけですが、その場合の評価では50万円です。

豪ドルが100円になった場合は、オプションの買い手は、売り手に対し何もせず、市場で1万豪ドルを売却すれば100万円受け取れるわけです。(オプションとは、選択権のことで、買い手はつかっても使わなくてもいいのです。)一方売り手は、豪ドルを受け取ることもなく、8.8%のプレミアム(保証料)をもらっただけとなるわけです。これは仕組み預金出考えると、特約設定レートと同値または円安ならば、円で受け取りとなる場合です。その場合の高い金利は、オプションの売りのプレミアム(保証料)からうまれたものです。

□ 気をつけたいこと
以前のエントリー高金利通貨と低金利通貨(1)(2)でお話しましたが、以上の前提の1年後の豪ドル円レートは、76円11銭ですので、特約設定レートを現在の為替レートに想定した場合、同値または円安なるには、フォワード・レートから3円39銭(79.50 - 76.11)も円安方向に動いて始めて得られる金利ということになるわけです。

詳しくは高金利通貨と低金利通貨(1)(2)【為替・FX】をご参照ください。
lowcostinv.blog109.fc2.com/blog-entry-58.html
lowcostinv.blog109.fc2.com/blog-entry-59.html


現在の為替と1年後の為替が同じでも、金利差を考慮すると、3円39銭(79円50銭に対し4.26%)も円安になったと考えるべきなのです。

□ まとめ
ある金融機関がホームページで提示している金利は、上記の計算上の8.8%から程遠い6.11%でした。税引き後は4.88%と魅力的ですが、為替で4.26%を損するのが理論値ですから、0.62%がこの時点での期待値です。しかし実態はもっとひどいのです。実際は豪ドルを円に交換するときのスプレッド50銭を考慮すると、期待値はマイナスになります。

つまり、金融機関は預金という名の投機を投資家にさせて、自らはリスクをとらず、オプションから鞘抜き(上記例では2.69%)をしているわけです。勝ち続ける間は、投機家は知らず知らずに高い手数料を払いつづけ、かつ、負けて退場する投機家からは、為替手数料を取るという、昔の賭場さながらといわざるを得ません。

融機関の本部が営業に売ることを薦めるはずです。住宅ローンよりよっぽど儲かります。さらにたちが悪いのは、金融機関の窓口の人が、ここまで正しく理解していないと思われることです。これは大きな問題だと思います。

管理人はこのような賭場には立ち入りません。このような投機をしていては、いつまでたってもラットレースから抜け出ることは難しいでしょう。これからも一緒にファイナンシャル・リテラシー(金融知力)を磨いていきませんか?

注1)ここでの前提は市場の実勢価格から例示として利用したものですが、実際の金利、ボラティリティは日々刻々変化していますので、実際の金融商品とは異なる場合があります。

注2)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

注3)なお、本管理人の事前の承諾無く、本資料の全部もしくは一部の引用または、複製や転送を禁止します。ご了承ください。

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[ 2010/11/03 13:44 ] 割高金融商品 | TB(0) | CM(0)

高金利外国債券【割高金融商品】

世の中には様々な金融商品が氾濫しています。そして、金融機関はあの手この手をつかって、買ってもらおうとしています。しかし残念なことに、その中には首をかしげたくなるような商品がたくさんあるのが実情です。

今回ご紹介する割高商品は、新興国の外国債券です。近年、よく販売されているのは、南アフリカ・ランド債、トルコ・リラ債やブラジル・レアル債券です。基本的に、金利が高い国の債券で、利付債が一番割高です。また、いわゆるクーポンが低く、割引価格で発行されたディープ・ディスカウント債であっても、割高感は否めません。

割高の理由は(1)為替スプレッド、(2)税金、および(3)将来の為替レートです。

□(1)為替のスプレッドが高い
一番の割高の要因は、為替のスプレッドです。米ドルMMFであれば証券会社のスプレッドは、往復1円(ドルが80円なら往復1.25%)程度です。これに対し、例えばある証券会社のブラジル・レアルのスプレッドは往復4円です。レアルが48円とすれば、往復8.3%にもなります。

□(2)利子所得の税金
2番目の割高要因は、利子所得に対する税金です。外国税額とあわせて20%を限度に源泉徴収されます。この利子に対する税金が、以下の将来の為替レートと密着に関係してきます。

□ 具体例
例えば、クーポンが0.5%のブラジル・レアル債(7年満期)を考えてみます。ディープ・ディスカウント債なので、額面100に対し、55.74%で発行されるとします。1レアルが47円64銭とすると、購入する場合のレートは、1レアル49円64銭ということになります。

額面1万レアルを買うとすると、5574レアルを49円64銭で買いますので、276,693円が必要です。これが初期投資金額です。年1回利払いとすると、1万レアルの0.5%の50レアルが利子ですが、税金として20%が源泉徴収されますので40レアルが手取りということになります。

ここで円の1年金利を0%、レアルの1年金利を12.24%と仮定します。すると現在47円64銭の1年後のレアル円の理論価格は42円44銭ということになります。同じように計算していくと、7年後のレアル円は、21円23銭ということになります。

  1年後 47.64÷1.1224=42.44
  7年後 47.64÷1.1224÷1.1224÷1.1224÷1.1224÷1.1224÷1.1224÷1.1224=21.33

詳しくは高金利通貨と低金利通貨(1)(2)【為替・FX】をご参照ください。
lowcostinv.blog109.fc2.com/blog-entry-58.html
lowcostinv.blog109.fc2.com/blog-entry-59.html

1年後から7年後に毎年段々と安くなっていくレアルの理論価格で、源泉徴収後の利息と最終元本を、それぞれの年に円に換金した場合を以下に計算しましてみました。276,693円の投資の満期時までの理論的な期待値の合計は、200,361円です。

当初10000レアル55.74%5,574レアル
TTM
47.64 + 2 =49.64x 5574 =276,693
1年目40レアル42.44 - 2 =40.44x 40 =1,617
2年目40レアル37.82 - 2 =35.82x 40 =1,432
3年目40レアル33.69 - 2 =31.69x 40 =1,267
4年目40レアル30.02 - 2 =28.02x 40 =1,120
5年目40レアル26.74 - 2 =24.74x 40 =989
6年目40レアル23.83 - 2 =21.83x 40 =873
7年目10040レアル21.23 - 2 =19.23x 10040 =193,063
合計200,361



□ まとめ
外貨のスプレッドが大きい点と税金が影響して、将来の円ベースの期待値はとても低くなります。ほとんどの場合、円での元本を割れてしまいます。したがって、実際の投資の場合には、かなりの円安にならないと、円ベースでの収益には貢献しません。

このような投資をしていては、いつまでたってもラットレースから抜け出ることは難しいでしょう。ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)を磨いて、賢く投資をしていきましょう。

注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

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