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購買力平価アップデート 2011年9月 【為替・FX】

以前、購買力平価の話をしました。今回はそのアップデートです。

□ 購買力平価とは
例えば、マクドナルドのビック・マックは世界中で売られています。東京では日本円、ニューヨークでは米ドル、上海では元での価格です。ところで、ビック・マックはどこで買ってもビック・マックですので、本来の値段は1つであるはずです。

このように、同じ商品の価格は1つに決まるという考え方は“一物一価の法則”とよばれています。もしも、この世の中に”ドラえもんのどこでもドア”があれば、昼のマックは、世界中の一番安いところで買えばよくなりますので、結局は同じ値段に収束していきます。

このように、もしも一物一価が成り立つ場合、2つの国の間の為替相場は2つの国の間の同じ商品を同じ価格にするように収束していきます。このように収束、均衡した為替相場のことを、購買力平価といいます。

ここで大切なのは、2国間の物価の差です。例えば、日本と米国で売られているあるものの値段が、80円と1$とします。ここで、米国の物価が2倍になると、米国での売値は2$になります。一方、日本では80円のままですので、一物一価の法則であれば、80円=2$ということになり、円ドル・レートは1$=80円から、1$=40円になるということになります。

同様のテーマを以前のエントリー高金利通貨と低金利通貨(1)および高金利通貨と低金利通貨(2)でもおはなししていますので、是非ご覧ください。

購買力平価の考え方では、両国間の物価を考慮しているのです。

□ 2010年10月と2011年9月の円ドル購買力平価
物価をはかる指標はたくさんありますが、購買力平価を見るときによく使われるものに輸出物価と企業物価があります。下のグラフは、輸出物価と企業物価をつかって、円ドルの購買力平価と実際の円ドル・レートを示したものです。先に示したように、物価の調整をしています。



2010年10月
☆ 月中平均 82.43
☆ 企業物価(1973年基準) 103.27
☆ 輸出物価(1990年基準) 67.04

2011年9月
☆ 月中平均 76.78
☆ 企業物価(1973年基準) 99.92 (100円をわれてきました)
☆ 輸出物価(1990年基準) 61.17(60円われが視野に入ってきました。)

出所)日本銀行、FRB、米国労働省の数字より管理人が計算

□ 考察
実際の為替レートは常に購買力平価になっているとは限りません。為替の決定要因は、単に2国間の購買力の差だけではないからです。しかし、購買力平価を大きく乖離した状態が長く続くということは無いようです。

また、どの物価の数字をみるかによって解釈が違いますが、経験則からは以下のことが言えそうです。

円ドル・レートは、企業物価購買力平価を上限、輸出物価購買力平価を下限として、その間に収まる。 
上のグラフでは、赤と緑の線の間です。

□ まとめ
上記の経験則を受け入れるなら、
☆ 現在の円ドル・レートは、2011年9月末現在、 99.92-61.17のレンジを大きく逸脱しない。

☆ 円高は65円を割ってもおかしくない。

☆ 円安は100円程度が限界である。

☆ 長期的なトレンドはまだまだ円高である。(企業物価でみても、輸出物価で見ても、傾向線は円高)


注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

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[ 2011/11/22 00:00 ] 為替・FX | TB(0) | CM(0)

11月23日期日米国財政赤字削減策決裂なら、米国再格下げ、ドル安加速? 【為替・FX】

□ 米国財政赤字削減策とは

☆ 超難産で可決された、米国債務上限引き上げ問題の条件として、義務づけられたもの。
☆ 追加削減金額は1兆2000億ドル
☆ 期日は2011年11月23日

☆ 超党派で協議中ですが、大統領選挙も絡み、難航中

□ まとまらないと

☆ 2013年から1.2兆ドルの歳出、もしくは歳入の不足分が10年間で均等削減。
☆ 削減の半分は軍事費

☆ 軍事費の削減は国防を重視する「共和党」には頭痛の種。
☆ 一方、民主党の失態として、選挙に有利な側面もあります。

□ まとめ

もしもまとまらないと、米国の格下げ問題が再度浮上する可能性が高くなるため、為替市場が大きく乱高下する可能性もあります。

フランスの格下げ問題もくすぶっており、金融市場の攪乱要因には事欠きません。

注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。


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[ 2011/11/20 00:00 ] 為替・FX | TB(0) | CM(0)

日銀より頼れるミセス・ワタナベ頑張れ【為替・FX】

□ ミセス・ワタナベ
ミセス・ワタナベとは、日本のFX利用者の海外での通称で、その多くは日本の個人投資家です。その存在は主要国中央銀行の市場担当者の中でも動向が注目されています。

☆ 世界の為替市場の円対外貨取引額(直物):28兆円/日(BIS,2010年4月)
☆ FX業者と顧客の円対外貨取引額:5.2兆円/日 (業界推測)
☆ 日銀の過去最高の円売り介入額 2.1兆円/日 (2010年9月15日)

時期が違いますが、5.2兆円を28兆円で割ると、シェアは19%となります。現在の外国為替証拠金取引はレバレッジが50倍までに2010年8月から規制されていますが、それ以前の倍率が高かったときのシェアは日本経済新聞によると33%と考えられているそうです。

また、ミセス・ワタナベの取引額は、日銀よりも大きいわけです。

□ 今後はミセス・ワタナベの存在感は低下?
つまり、規制によってミセス・ワタナベのシェアがさがりました。ミセス・ワタナベは逆張りを用いることが多いので、円高局面では、外貨買いのポジションを取ることが多いようです。

2011年8月より、レバレッジが最高25倍にまで再度規制が強化される予定です。すなわち、同じ証拠金では、取れるポジションが小さくなるので、存在感が小さくなることが予想されます。また、その時が円高傾向であれば、外貨買いの需要が減ります。つまり、円高に対する吸収力が減る可能性があるわけです。

□ 2009年の実現損益

実現損をした人の割合
50%未満の損        18%
50%以上60%未満の損   20%
60%以上70%未満の損   32%
70%以上80%未満の損   25%
80%以上90%未満の損   4%
90%以上100%未満の損   1%
出所) 日本経済新聞

大手為替どっとコムによると、2010年に収益があがっている顧客は23%程度だそうです。また、別の大手では1儲かっているのは顧客の10%程度のコメントを日本経済新聞は載せています。逆張りが多いミセス・ワタナベは円高局面では弱いとの分析もあるそうです。

□まとめ
投資ですから、勝つ時もあれば負ける時もあります。しかし単に海外の金利の方が高いからというだけでのスワップ狙いの売買では、うまくいかないかもしれません。トレード手法としてのテクニカルに意味がないとは思いませんが、購買力平価などのファンダメンタルなど事前に勉強しておくことはたくさんあります。

単なる投機にならないためにも、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)を磨いていきましょう。

注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

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[ 2011/01/31 11:10 ] 為替・FX | TB(0) | CM(0)

購買力平価でみる円ドルは67-103円(2010年10月現在)【為替・FX】

□ 購買力平価とは
例えば、マクドナルドのビック・マックは世界中で売られています。東京では日本円、ニューヨークでは米ドル、上海では元での価格です。ところで、ビック・マックはどこで買ってもビック・マックですので、本来の値段は1つであるはずです。

このように、同じ商品の価格は1つに決まるという考え方は“一物一価の法則”とよばれています。もしも、この世の中に”ドラえもんのどこでもドア”があれば、昼のマックは、世界中の一番安いところで買えばよくなりますので、結局は同じ値段に収束していきます。

このように、もしも一物一価が成り立つ場合、2つの国の間の為替相場は2つの国の間の同じ商品を同じ価格にするように収束していきます。このように収束、均衡した為替相場のことを、購買力平価といいます。

ここで大切なのは、2国間の物価の差です。例えば、日本と米国で売られているあるものの値段が、80円と1$とします。ここで、米国の物価が2倍になると、米国での売値は2$になります。一方、日本では80円のままですので、一物一価の法則であれば、80円=2$ということになり、円ドル・レートは1$=80円から、1$=40円になるということになります。

同様のテーマを以前のエントリー高金利通貨と低金利通貨(1)および高金利通貨と低金利通貨(2)でもおはなししていますので、是非ご覧ください。

購買力平価の考え方では、両国間の物価を考慮しているのです。

□ 2010年10月現在の円ドル購買力平価
物価をはかる指標はたくさんありますが、購買力平価を見るときによく使われるものに輸出物価と企業物価があります。下のグラフは、輸出物価と企業物価をつかって、円ドルの購買力平価と実際の円ドル・レートを示したものです。先に示したように、物価の調整をしています。



2010年10月現在
☆ 月中平均 82.43
☆ 企業物価(1973年基準) 103.27
☆ 輸出物価(1990年基準) 67.04

出所)日本銀行、FRB、米国労働省の数字より管理人が計算

□ 考察
実際の為替レートは常に購買力平価になっているとは限りません。為替の決定要因は、単に2国間の購買力の差だけではないからです。しかし、購買力平価を大きく乖離した状態が長く続くということは無いようです。

また、どの物価の数字をみるかによって解釈が違いますが、経験則からは以下のことが言えそうです。

円ドル・レートは、企業物価購買力平価を上限、輸出物価購買力平価を下限として、その間に収まる。 
上のグラフでは、赤と緑の線の間です。

□ まとめ
上記の経験則を受け入れるなら、
☆ 現在の円ドル・レートは、2010年10月現在、 103.27-67.04のレンジを大きく逸脱しない。

☆ 円高は70円を割ってもおかしくない。

☆ 円安は103円程度が限界である。

☆ 長期的なトレンドはまだまだ円高である。(企業物価でみても、輸出物価で見ても、傾向線は円高)


注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。

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[ 2011/01/08 11:12 ] 為替・FX | TB(0) | CM(0)

きれいな通貨は強い通貨【為替・FX】

今回は、きれいなお金というのがテーマです。世界各国の紙幣のデザインについては、人それぞれ好みもあるでしょうが、ここで言っている「きれい」というのは、ボロボロにすり切れていない紙幣のことです。

□ きれいな紙幣の特徴
偽札対策として、高度な技術を使っています。例えば、透かし、ホログラム、凹凸印刷、特殊発光インク、マイクロ文字などがそれです。また、英国ポンド札のように、メタリック・スレッドという金属の糸が埋め込まれているものもあります。更に、1988年に初めてオーストラリアからポリマー紙幣が発行され、現在世界20カ国以上で同様の合成樹脂の紙幣が流通しています。

何故、このような通貨を持てばいいのでしょうか?それは、その国のテクノロジーが高度な水準にあるからです。ただし、技術力がないがゆえに、自国の紙幣の製造を外国に外注している国々もありますので注意が必要です。また、発行コストを考えると、財政的にそれだけのゆとりがあるということを示しています。

□ ボロボロに擦り切れた紙幣
一方、ボロボロになった紙幣が市内で流通している国々は、新しいお金に交換するお金がないのです。つまり、財政状態が悪いのです。したがって、そのような国々の通貨が強くなるとは、あまり考えられません。かつてのイタリア、アルゼンチン、インドネシアの通貨は擦り切れてボロボロの紙幣が流通していました。

また、インフレが起こってくると紙幣がボロボロになってきます。インフレで物価が100倍になると、100倍の紙幣を印刷しなくてはなりませんからコスがかかります。もっとインフレが進んでくると、より高額な紙幣を新規に発行したり、デノミをする必要が出てきます。

かつてのハイパー・インフレにみまわれたドイツでは、あまりのインフレの進行が早いため、片面だけ印刷した紙幣が発行されました。両面印刷する時間とお金がなかったのです。もちろん、貨幣価値はどんどん下がっていきました。

一方、経済が発展し、財政状態がよくなってくると、自然と紙幣がきれいになってきます。

□ まとめ
紙幣がきれいかどうかは、経済や国力を反映させたものです。短期的なトレードには向きませんが、長期的な視野でどの通貨を持てばいいのかの参考にはなると思います。海外旅行に出かけられた時は、こんな視点で紙幣をみてみると面白いかもしれません。






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[ 2010/10/12 00:01 ] 為替・FX | TB(0) | CM(0)
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